即身仏1
オランダで1000年前の中国人僧の即身仏がみつかったというニュースを、昨日見かけました。
ある個人収集家が仏像を購入し、美術館に持ち込んだところ、中に即身仏がいることがわかったのだそうです。専門家によると、内臓はなく肺に中国文字が書かれた紙切れが詰められていたのだそうで、1000年前の中国の高僧が即身仏になり、200年ほどそのまま祀られていたが、14世紀頃仏像のかたちにつくりかえられたのだということです。
即身仏とは、衆生済度を祈願し自らの体をミイラ化させることで、主に行なってきたのは、生前から衆生救済を行なってきた徳の高い高僧が多かったのだそうです。中国のことはよく分かりませんが、日本では江戸時代に多く行なわれていたそうで、今の山形県あたりに修行場が多かったのだそうです。
即身仏になるには、いろいろな厳しい修行を積まなければならないのだそうです。それは、即身仏になるのは修行の最終形にあたるからという形而上の理由と、体を死後も腐りにくくするためという形而下の理由があります。まずは、必ず行なわなければならないのが「木喰行」という修行で、諸説ありますが基本的には木の実しか食べないという修行です。これは、自分の体の肉をそぎ落とすのが主な目的です。魚・肉・野菜はおろか穀物も摂らず木の実だけを食し、かろうじて生きながらえるだけのものしか口にしないのだそうです。これを1000日~3000日ほど行ないます。場合によっては木の皮だけを食べたり、15000日(40年以上!)ほど続けた人もいるのだそうです。
2015年3月3日
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