ヒンドゥー教
前回イスラムのお墓について触れました。今回はヒンドゥーについてお話したいと思います。
ヒンドゥー教は9億人の信者がおり、信者数では世界で3番目の宗教です。そのうち8億人はインドの方だそうです。
古代インドにあったバラモン教という宗教が変化して今に至っています。多神教で、神様は何人もいるのですが「ヴィシュヌ」「シヴァ」「ブラフマー」の3大神が有名です。不殺生を旨としているので菜食主義で、「ヨーガ」という修行を行ない、ガンジス川を神聖視しています。最近話題になることもある「カースト」といわれる身分制度もこの宗教の教えの中にあります。
ヒンドゥーの方は、亡くなった後は天界に行って祖霊の仲間入りをするとされています。また、イスラムのように「いつかよみがえる」という思想はありません。なので、人が亡くなるとまずは火葬にし、死後4日後に骨に水と牛乳を混ぜたものをかけて冷やし、個人の住所氏名を書いた袋に入れて安置します。死後13日目にお坊さんを呼んでお葬式をします。そしてガンジス川にその袋を持っていきます。ガンジス川には管理人がいてそこでノートに記録を残されます。先祖代々の記録はガンジス川ほとりのこのノートに残されているのだそうです。そして、川にお骨を置きます。そうすると数時間で川と同化するようになくなってしまうのだそうです。
お墓はどうするのかというと、お墓はありません。ヒンドゥー教ではお墓は作らず(聖人や王などの場合は別として)、天界へ送ってあげることが一番だということなのだそうです。
宗教の教えによって慣習もさまざまなのですね。
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