ユダヤ教
イスラム、ヒンドゥーに続き、ユダヤ教のお墓の話です。
ユダヤ教では、遺体のまま一晩が過ぎないように、亡くなったその日のうちに埋葬をしなければならないというしきたりがあるのだそうです。しかし、遠方の親類縁者が集まれないということもあり、最近では1~2日の猶予があるのだそうです。
そのしきたりの流れからか、わざわざ葬儀場や教会などで葬儀は行なわず、遺体は安置所から直接お墓へ運ばれます。お墓は、ユダヤ人専用の墓地があり、他宗の人はここでは埋葬できないそうです。各国に「ユダヤ人墓地」があるのはそのためです。
葬儀はお墓の前で行なわれます。ユダヤのお坊さん(ラヴィ)が式を進め、埋葬されます(土葬です)。埋葬時には参列者が土をかけ遺体を埋めていきます。
最後にお墓の上にみんなで小石を置いていきます。花を手向けたりはせず、そのあたりにある小石を置いていくのです。ユダヤ教では、死者の魂は30日ほどは遺体から離脱して浮遊していると言われていて、墓地にはそういった浮遊した魂がいると考えられています。その魂が、墓地を訪れた人に悪さをするのだそうです。そういった悪さに会わないよう、お墓に石を置くことで「お墓を作りに来た」「お墓を直しに来た」ということになり、そういった目的を持った人であれば、神様が守ってくれるということになるのだそうですよ。
また、最近ではお墓のまわりに低木を植えることも多いのだそうです。
埋葬後7日間は喪に服します。やわらかいイスなどには座らず、上着の一部を裂いて悲しみを表現します。また、その後も1年くらいはお祝い事などにも参加しないのだそうです。
2013年9月3日
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