お彼岸のぼたもち
まもなくお彼岸です。これが過ぎるといよいよ春ですね。
今日はお彼岸に食べられる「ぼたもち」についてお話します。
ぼたもち・おはぎの違いをご存知ですか?
ぼたもちは「牡丹餅」、おはぎは「お萩」と書き、同じものを指しています。
「牡丹は春の植物」「萩は秋の植物」でわかるように、ぼたもちは「春彼岸に供えるもの」、おはぎは「秋彼岸に供えるもの」なんだそうです。
また、「供えるもの」とあるように、これは彼岸に祖先に供えるために作られ、供えることで功徳を積むことにもなります。
ちなみに、春秋だけでなく、夏や冬にも呼び名があるそうなんです。夏は「夜船」、冬は「北窓」というんだそうですよ。
この「ぼたもち」、餅とは言ってますが、餅のように搗かずに、すりこぎで半つぶしにするので「いつ搗いたのかわからない」⇒「搗き知らず」⇒「着き知らず」となり、夜の船はいつ着いたかわからないことから「夜船」。冬は「搗き知らず」⇒「月知らず」となり、北の窓からは月が見えないことから「北窓」なんだそうです。誰が考えたか知りませんが、よく考えたものですね。
あと、ぼたもちとおはぎで、粒あん・こしあんが違うということもご存知でしたか。
あんの材料「小豆」は秋彼岸時期に収穫されます。収穫直後の小豆は皮が柔らかく皮ごとつぶしてあんが作れるので「粒あん」になります。逆に春彼岸時期には冬を越した小豆を使うことになるので皮が硬く、皮を取り除いてつくるため「こしあん」になるのだそうです。
だから、ぼたもちはこしあん、おはぎは粒あんということになりますね。(ただしこれは地域によって違うそうです)
今年はぼたもちを墓前に供えてみてはいかがでしょうか?そしてお下がりをいただいてみてください。
2012年3月13日
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