古墳
前回御陵のことをご紹介しましたが、そのときに「古墳」についてのあれこれをみつけたので、今日はそれをご紹介します。
古墳って、近所にない人にはその風景はなかなかピンとこないものだと思いますが、近所にある人はいつも見かける普通の風景として溶け込んでいるそうです。「近所に古墳がある人なんてそうそういないでしょ」と思われるかもしれませんが、実は全国に「古墳」と言われるものは16万基以上もあるんだそうですよ。多いのは兵庫県・千葉県・鳥取県なんだそうですが、その地方は古来豪族が多かったんですかね。
古墳は出来てから長い年月が経ってしまっているので、今では盛土の上に木や草がたくさん生え自然の丘や森のように見えますが、出来上がった当時は特に何も生えていないので、一目で建造物だと分かるものだったのだそうです。
用途は基本的には「お墓」ですから、これだけの大きな建造物(お墓)だと、豪族が力を示すのにもってこいだったのでしょうね。
また、1985年の話ですが、建設会社の大林組が「仁徳天皇陵の建設を再現したら・・」という仮定の試算をしたことがあるそうです。それによると、作った当時の道具を使って現在(1985年)の人たちに「8時間労働/日、25日稼動/月」で働いてもらったら、総工費800億円(1985年当時)・のべ労働人員680万人・工期15年8ヶ月かかるという大事業だったんだそうです。
※ちなみに現代(1985年当時)の機械・工法を用いたら、総工費20億円(1985年当時)・のべ労働人員2万9千人・工期2年6ヶ月だそうです。
古墳のお話でした。
2012年2月16日
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