お墓の機能
唐突ですが、お墓ってなんだと思いますか?
遺骨の収納所ですか?
とても、それだけのものだとは思えませんよね。
以前見たテレビ(NHKクローズアップ現代)ではこのように言っていました。
『お墓の機能って、2つあると思うんですね。1つは遺骨を納める場所としての機能ですね。
2つ目は、残された人が死者と対じする場所です。
今「終活」って、終わりの活動と書く終活がブームになっていて、自分がどう死を迎えて、死んだあとどうするのかっていうのを生前に考えておこうという人たちが増えてきていますけれども、そういう視点でお墓を考えた場合、例えば誰とどこに住むかというのがお墓の在り方になるわけですよね。
(それは死後?)
死後ですね。
それと同時に、やっぱり家族に迷惑をかけたくないので、お墓はいらないとか、散骨してほしいというふうになるわけですね。
ところがお墓の機能っていうのは、残された人にとって死者と対じするっていう機能っていう、非常に大きなものがありますから、例えばお墓がないとどこに向かって手を合わせたらいいのか分からないっていう問題があったりするんですね。
(実際に悩んでいる方も?)
そうですね、例えば散骨をしてほしいと言って、海に全部ご遺族が散骨をしたら、どこに向かって手を合わせたらいいのかが分からないので、またその散骨をした地点、海の地点まで船を毎年チャーターして手を合わせて帰ってくるということもあるんですよね。
そうなると結局、亡くなっていく人は子どもに迷惑をかけたくないからお墓を建てないでって思ったはいいんですけど、残された人はやっぱり死者と対じする場所が欲しいと思うわけで、亡くなった人が迷惑だと思うことと、残された人が手間だと思うことが違うっていうことだと思います。
●調査では誰と一緒に入りたいか?
やっぱり、先祖と一緒に入りたいという人が減っているというのが最近の特徴です。
今、核家族化しているので、夫婦で入りたいとか、今の家族と一緒に入りたいっていう方が多いってことです。
ですからその分、お墓っていうのは、現代の家族の在り方を非常に反映してるっていうことだと思います。
●一番考えるべきポイントは?
お墓っていうのは、残された人がいないと、お墓っていらないんですね。
残された人が、死者を忘れないということが大事だと思います。
ですから、死んでいく人たちが残された人を見守れる存在になるか、残された人が自分を守ってくれる、お参りしてくれる存在になれるかっていうことがポイントだと思います。』
今、お墓は曲がり角に来ています。私たちもお墓について本当に真剣に考えて、取り組んでおります。
また、興味深い記事などがあればご紹介させていただこうと思います。
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