大谷石1
大谷石は栃木県宇都宮市北西部の大谷町付近で採掘される石材です。凝灰岩の一種で、柔らかいため墓石にはあまり使用されませんが、加工が容易なため外壁など建材としてよく使用されます。石が埋まっている部分は大谷町の地下から宇都宮市中心部辺りまであるといわれており、埋蔵量は10億トンあるのだそうです。
大谷石採掘の歴史は古く、古墳時代末期(6~7世紀ごろ)の横穴式古墳には大谷石が用いられていました。柔らかく加工が容易でしたので当時の人々には重宝されたのではないでしょうか。
8世紀には下野国分寺、国分尼寺(現在の下野市西部)の建立時に、礎石・地覆・羽目などに用いられました。
その後、地元では石材としての需要があり、数多くの建造物に用いられてきました。
ピークは戦後昭和40年ごろ、採掘が機械化された頃だそうで、関東地方以外にも中京・関西へも出荷されていたのだそうです。
今でも採掘はされており、町おこしのためにもさまざまな工夫をされています。
次回以降は、そのことなどを紹介していきたいと思います。
2015年8月18日
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