吉見百穴7
吉見百穴はいくつもの穴があいているのが特徴ですが、よく見ると一番下の穴だけがやたら大きく開いています。
※これは現地に展示してあった写真です
こんな大きな穴ならたくさんの棺が納められたのでは・・と思いきや、
実はこれは太平洋戦争時に掘られた軍用飛行機のエンジン工場の跡です。
当時、日本の軍用機製作をしていた中島飛行機工場の武蔵野工場は、地下に移転する計画があったのですが間に合わず空襲で破壊されてしまい、生産能力が10分の1になってしまったのだそうです。そこで今のさいたま市にあった工場をすみやかに安全な場所に移し、軍用機の製作を続ける必要が出てきたのだそうです。そこで、物資の調達に便利な吉見百穴付近が選ばれたのだそうです。
ただ、吉見百穴は山が低く掘削に適していなかったようで、工事を進めながら設計を行ない、少し掘っては高低・方向を調整していくという大変苦労のかかるやり方だったのだそうです。そしてやっとエンジンの製作にとりかかれたのが1945年7月頃だったということです。その1ヵ月後には終戦ですから、実際日の目を見ることはなかったようです。
2015年7月21日
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