墓地のそばに住む

とある不動産屋さんのアドバイスでこんなものをみつけました。

お墓のそばに住むということは敬遠されがちで、家のそばにお墓ができるという話でも出たら、近隣住民総出で反対運動などということも起きたりするものですが、実は、墓地のそばに住むメリットというのは意外と多いのだそうです。

＊日当たり・風通しがよいのだそうです。そもそも墓地は住居に比べれば背が低く、高い建物で日光がさえぎられるということはありません。「引っ越したあと目の前に高いビルができて、日当たりも風通しも悪くなった」というお話はよくありますが、墓地はよほどのことがない限り環境が変わるということがないからその心配はいらないのだそうです。

＊また、墓地には全体の面積のうち緑地部分を何％か確保しなければならないという規制があるため、緑が豊富です。緑には温度を下げる効果があるので、夏の時期でも他の地域と比べ少し温度が低いそうなのです。その不動産屋さんによれば「真夏でもクーラーの設定温度が高めでも平気」という意見がよく聞かれるのだそうです。

＊緑ということなら公園でも同じ効果が得られますが、公園は、昼間は子供の遊び声、夜には若者が集まり声高に話すなど騒音に悩まされることもあるようです。しかし、墓地では「騒ぐのが不謹慎」というような思いがあるのか、夜はもちろん昼も大半は静かなのだそうです。

＊特に昔からある大きな墓地は、比較的水害に合いにくい地盤がしっかりとした高台に作られていることが多いのだそうです。ということは住居もよい地盤のところに作られているということになり、安心なんだそうです。

＊家賃や購入費用などが安いのだそうです。やはり一般的にはみんなが避けるところですから相場が安くなるのでしょうね。

これだけメリットがあるのだそうですよ。なかなか捨てたものではないと思います。ただし、そこにはデメリットも書いてありました。緑が多いということは虫が多いということです（それはどこにいっても同じことですが・・）。また、線香のにおいが気になる人は気になるかもしれません。そしてお盆・お彼岸時期にはお墓参りの人がたくさん集まってくるということ、購入費用が安いということは、手放す時の価格も安いということが挙げられていました。

要は、単に最初から毛嫌いするのではなく先入観を捨て、よい面悪い面をよく検討した方がいいとアドバイスは結んでいました。

なるほど、専門家の言うことは違いますね。

2013年6月4日