しきみ
今日は「しきみ」のお話です。
「しきみ」は、よくお墓に供えられる植物で、お墓参りに行かれた方で目にされた方もおられるのではないでしょうか。
葉の色が濃く、花は白く、香りの強い常緑樹です。香りが強いのでお線香の材料にもなるそうです。古くから日本で自生している植物のようで、その昔弘法大師が密教の修法で仏前に使ったともされています。
幹・枝・葉・実など全身に毒があり絶対に食してはならないのだそうです(法律で劇物に指定されているのだとか)。一説によると、お墓のお供えに用いられるようになったのは、獣がお墓を荒らさないよう毒のあるしきみを供えることにしたからなんだそうです。ですので、お墓に限らずお寺の敷地内にもよく植えられているのだそうです。
また、しきみは一般に「樒」と書きますが、「さかき」が「榊」と書かれるのに対して、「梻」と書かれることもあるそうです。「さかき」が神事に用いられるのに対して、「しきみ」は仏事に用いられるからなのかもしれません。
地方によりシキビ、ハナノキなどと呼び方が変わるそうですが、植生が西日本以南であるためか、東北以北ではその名は知られていないそうです。
お花屋さんで「しきみ」を見かけたら、一度お墓参りにお供えしてみてはいかがでしょうか?
2013年4月23日
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