地下の墓地
今日9月27日は、日本初の地下鉄(銀座線浅草―上野間)の起工式が行なわれた日なんだそうです(開業は12月30日)。
それにちなんで(少々強引ですが)、今日は地下の墓地のお話です。
ご存知の方もおられると思いますが、世界にはいくつもの地下墓地があります。
パリやローマのものが有名ですが、イタリア語で「カタコンベ」と言います。
地下に洞窟を作って、そこに死者を埋葬しているのですが、骨をそのまま積み上げて壁にしてしまっているところもあります。
パリのものはもともと採石場だったところを利用したのだそうです。
大昔からパリ中心部にあった埋葬地は、戦争・疫病・飢餓などによってどんどん死者が埋められていくことによって、18世紀末ごろには周りの道路から2mも高くなってしまい、衛生状態も悪くなり、社会問題となっていたのだそうです。
そのため、この埋葬地を閉鎖し新しい墓地をいくつか郊外に作ることにし、そのときに、ある古い地下採石場も利用することにもなったのだそうです。
閉鎖された埋葬地から、この採石場に次々とお骨が運ばれ、地下にあるいくつもの部屋にお骨は積まれていきました。適当に積んだわけではなく、元はどのあたりにあったのか・いつ運ばれたのかが分かるようなプレートも置かれていったのだそうです。
完成した後は、しばらく一部の特権階級の人たちの訪問ツアーが開催されていたようです。
現在は観光スポットになっているそうで、定期的に公開されているのだそうです。
《パリのカタコンベ》
2012年9月27日
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