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飴を買う幽霊

今日は京都に伝わるむかし話をご紹介します

むかしむかし、京都のとある飴屋さんで、ある晩雨戸をたたく音がしましたので、お店の主人が外に出てみると、顔が青白く髪がぼさぼさな若い女が立っており「飴を下さい」と言って一文銭を出しました。主人は、夜遅くに飴だけを買いにくるなんて・・といぶかしく思いましたが、女がいかにも悲しげな声で頼むものですから飴を売りました。
次の晩、また同じ女がやってきて「飴を下さい」と同じように一文銭を出しました。主人はまた飴を売りましたが、そのとき主人は女に「どこに住んでおられるのですか?」と問いかけましたが、女は何も答えず立ち去りました。
その次の晩もそのまた次の晩も同じように女は飴を買いに来ましたが、7日目の晩にやって来たときに女は「もうお金がありません。代わりにこの羽織で飴を売ってくれませんか」と女性ものの羽織を差し出しました。主人は女を気の毒に思ったので、羽織と引き換えに飴を渡してあげました。
翌日、主人がその羽織を店先に干しておいたところ、通りがかりの男が店に入ってきて言いました。「この羽織は先日亡くなった自分の娘のひつぎに入れたものだが、どうしてここにあるのか?手に入れた訳を教えてほしい」ということでした。主人は女が飴を買いにきた一部始終を話しました。男は大変驚き、男と主人は男の娘を葬った墓地(鳥辺野)へ行きました。すると、娘を埋めた土饅頭の中から赤ん坊の泣き声が聞こえるではありませんか。二人が土饅頭を掘り出してみると、娘の亡骸のそばに生まれたばかりの赤ん坊がおり、その赤ん坊は主人が売った飴を口にしています。また、三途の川渡し代として、男が娘の手に握らせた一文銭6枚がなくなっています。
 男は「赤ん坊はお墓の中で娘のお腹から産まれてきたのだろう。娘は子どもを育てるために幽霊となったのだろう。しかし幽霊では母乳をあげられないから、わたしが握らせた一文銭を使って夜な夜な飴を買いに来たのだろう」と言いました。
その後、この子は8歳になるまで飴屋で育てられ、後に菩提寺に引き取られて高名な僧になったということです。

むかしの京都の墓地といえば、決まって「蓮台野」「仏野」とならんで「鳥辺野」が出てきます。当時の墓地としては有名なところだったようです。現在でいえば清水山から阿弥陀ヶ峰・東福寺に至る山麓一帯を指すようですね。
また、この飴屋さんは今でも営業しています。「幽霊子育飴」という飴を売っているそうです。清水寺の近所だそうですよ。お近くに行かれた際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

2011年12月13日

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