タイタニック号
有名な豪華客船タイタニック号が沈没したのは、1912年の今日(正確には4月14日の夜半から15日にかけて)なんだそうです。
タイタニック号は、その年の4月10日、処女航海としてイギリスのサウサンプトン港を出港し、フランスのシェルブール港・アイルランドのクイーンズタウン港に寄港したあと、アメリカのニューヨーク港に向けて北大西洋を横断しようとしました。
ところが、アメリカ大陸に近いニューファンドランド沖で、目の前に現れた氷山を避けきれず衝突、沈没してしまったのでした。
衝突のしらせを受けて、付近を通っていた船が救助に向かいましたが(向かわなかった船もあったそうですが・・)、最寄の港であるカナダのハリファックス港からも3隻の救助船が向かったそうです。しかし、沈没現場は港から1,000Km以上も離れていたため、到着したときはすでに遺品や遺体が海上に漂っていて「救助」できる状態ではなかったのだそうです。救助船はハリファックス港に数百体の遺体を持ち帰りましたが、その多くは祖国に帰ることが出来ずハリファックスの共同墓地に埋葬されました。
今でも市内3ヶ所の墓地にタイタニック号犠牲者が眠っています。ある共同墓地には120基ほどの墓石が船首をかたどって並べられているそうです。身元が判明したものには名前が刻まれていますが、遺体の収容番号しか刻まれていない墓石もあるそうで、見るものを悲しくさせます。
しかし、最近ではDNA検査が発達してきているので、今になって身元が分かるということもあるのだそうです。100年以上も経ってご先祖さまが見つかるというのも、科学技術の進歩というのはすごいものですね。
2014年4月15日
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