熱田神宮11
(棒の手発祥の地碑)
境内には様々な碑がありますが、「棒の手発祥の地」という碑がありました。
棒の手とは、剣術・棒術・薙刀術のような日本武術の形を踊りにした伝統芸能なんだそうです。
特に愛知県周辺で盛んで、戦国末期~江戸時代初期頃に隆盛し、過去には多くの流派が存在し現在でも10以上の流派があるのだそうです。
もともとは、「五穀豊穣」を祈願する「神事」として奉納されていたとか、農民の自衛のための武術だったとか言われており、今でも祭礼の際に地域住民の子供らなどによって披露されているのだそうです。
なお、この碑の裏には、このような彫刻が施されておりました。
「愛知県の郷土芸術棒の手は全国に比類のない民芸であり、その起源は景行天皇尾張の国へ行幸の励この神域にて、農民が自衛武芸の棒振り演技を馬の塔と共に天覧に供したと伝えられ、戦国時代より盛々となり江戸時代には尾張藩主等が育成し今尚全県下に二十数流派と五千余の演技者がある
昭和三十七年四月二十二日
愛知県棒の手保存会」
2018年10月23日
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