熱田神宮1
(熱田神宮本宮)
熱田神宮は、愛知県名古屋市熱田区にある由緒ある神社で尾張国三宮です。
これからこの熱田神宮をご紹介させていただきたく思います。
ところで三種の神器というものをご存知でしょうか?日本国民の総氏神とされる「天照大神(あまてらすおおみかみ)」から国を統治するよう命を受けた「邇邇芸命(ににぎのみこと)」が地上に降り立つとき(天孫降臨といいます)に授けられた鏡・玉・剣の宝物を指します。鏡は八咫鏡(やたのかがみ)、玉は八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)、剣は草薙剣(くさなぎのつるぎ)と言います。
これらは天皇家の宝物として歴代天皇が継承してきたものなのだそうです。もちろん現存しておりまして、八咫鏡は伊勢神宮の内宮に、八尺瓊勾玉は皇居の剣霊の間に、草薙剣は熱田神宮に、それぞれ神体として奉斎されているのだそうです。ただし、ほとんど人の目に触れたことはないのだそうです。
このうちの草薙剣をご神体としているのが熱田神宮です。なぜ草薙の剣が熱田神宮にあるかと申しますと、草薙剣とはもともと、素戔嗚尊(すさのおのみこと)が出雲の国で八岐大蛇(やまたのおろち)という八つの首を持つ大蛇を倒した際にその尾から出てきた剣を天照大神に献上したもので、上に記したように、それを天孫降臨の際に邇邇芸命(ににぎのみこと)に授けたものです。その後は天皇家にありましたが、10代崇神天皇の頃、形代(かたしろ。コピーのようなもの)を作成し、形代を天皇家に留め、本体を伊勢神宮に移したのだそうです。その後12代景行天皇の頃、天皇の息子日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国征伐に赴く際、伊勢神宮を創建した叔母の倭姫命(やまとひめのみこと)が草薙の剣を日本武尊に託したのだそうです。日本武尊は東征の帰り道、尾張国造の娘「宮簀媛(みやずひめ)」と結婚しますが、近江の伊吹山に荒ぶる神がいると聞いて剣を置いて退治に出かけます。しかし退治に失敗しそれがもとで亡くなってしまいます。それを聞いた宮簀媛と尾張氏が熱田神宮を建立し、草薙の剣を奉献したのだということです。
熱田神宮の創建は景行天皇43年(西暦113年)だとされており、2013年には創祀千九百年大祭が行なわれております。
(熱田神宮正門)
2018年8月11日
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