福岡南蔵院4
前回お話した雷神様の木の奥の山を少しだけ登ると、小さな滝が見えてきます。
この滝の前の橋を渡ったところに小さな洞があります。
1185年、平家は壇ノ浦の戦いに敗れ、滅亡してしまいました。その際、平家に同行していた安徳帝は8歳の若さで海に飛び込みその生涯を閉じましたが、安徳帝には3歳年下の「千鶴姫」という妹がおられたのだそうです。千鶴姫は家臣とともに落ち延び、この洞穴に潜んでいたという伝説があるのだそうです。ですので、このあたりは「平家谷」とよばれていたのだそうです。
千鶴姫はその後、近隣の領主山鹿氏に育てられ、その嫡男と結婚したのだそうです。千鶴姫はとても美しく、結婚後は千寿姫(ちずひめ)、紅梅姫(こうばいひめ)などとよばれ、領民から慕われ、その地で一生を過ごしたそうです。
洞の入り口
洞の内部
中は狭く、本当に潜んでいられたのだろうかというような場所でしたが、村人が協力してくれていたのかもしれませんね。
2017年2月28日
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