火山が作った日本列島7
そもそも、日本列島はユーラシア大陸の一部でした。
約2000万年前頃、大陸から引き裂かれるような地殻変動が起きて、大陸に低地が出来始めました。その後さらに断裂は大きくなり、西南日本は長崎県対馬南西部付近を中心に時計回りに40 – 50度回転し、同時に東北日本は北海道知床半島沖付近を中心に、こちらは反時計回りに40 – 50度回転したと言われています。西南日本と東北日本は観音開きのように大陸から離れていったわけです。そして、およそ1500万年前にはのちに日本海となる大きな窪みができ、海が侵入してきて、現在の日本海の大きさまで拡大しました。西南日本は陸地が広く、東北日本は島がたくさん集まった状態だったそうです。しかし東北日本は、太平洋プレートなどの圧縮により隆起して陸地となり、現在の奥羽山脈・出羽丘陵などはこの時にできたのだそうです。
イメージとしてはこんな感じです。
西南日本と東北日本の間は、最初浅い海でしたが、堆積物や火山噴出物で次第に満たされ、かつ東北日本が東から圧縮されることで隆起し中央高地・日本アルプスを作っていき、西南日本とひとつになりました。この間にある新しい地層をフォッサマグナといい、西縁は糸魚川静岡構造線、東縁は新発田小出構造線と柏崎千葉構造線で、この構造線の両側では全く異なる時代の地層が接していることになります。
2016年8月9日
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